サンディエゴ—2025年5月1日—米国に本社を置き、JSRライフサイエンスおよび日本に本社を置くJSR株式会社傘下のグローバルCRO(開発業務受託機関)である Crown Bioscience は、世界最大級のフェーズIオンコロジー臨床試験ネットワークの一つである NEXT Oncology との提携を延長することを発表いたします。この戦略的提携により、Crown Bioscience の臨床的に意義のあるがんオルガノイドおよび患者由来異種移植(PDX)モデルの開発における豊富な経験と、NEXT Oncology のグローバルな臨床ネットワークおよびフェーズI臨床試験の専門知識を、引き続き活用していくことになります。
この契約延長により、Crown Bioscience は、NEXT Oncology の業界をリードするグローバル臨床試験ネットワークから提供される患者サンプルに基づくサービスを提供する独占的権利を再確認します。この提携は、トランスレーショナル・オンコロジー研究において、臨床的に最も関連性の高いPDXおよびオルガノイドモデルとソリューションを提供するというCrown Bioscienceのコミットメントを強調するものです。
Crown Bioscience の CEO、John Gu 氏は次のように述べています。「NEXT Oncology との独占的パートナーシップを継続できることを大変嬉しく思います。NEXT Oncology は、臨床腫瘍学の第Iフェーズ試験における先駆的な取り組みで世界的に認められています。このパートナーシップの延長により、当社のポートフォリオを拡大し、トランスレーショナル・オンコロジー・プラットフォームと統合ソリューションにおけるリーダーとしての地位を強化することができます。両社の専門知識とグローバルなリーチを組み合わせることで、バイオ医薬品パートナーは画期的ながんモデルに迅速かつスケーラブルにアクセスできるようになります」。
「NEXT Oncology は、Crown Bioscience との強固なパートナーシップを継続できることを大変嬉しく思います」と、NEXT Oncology の CEO である Dr. Anthony Tolcher は述べています。「Crown Bioscience のバイオファーマパートナーがトランスレーショナル・オンコロジー・プログラムを発展させるために活用できる、新しく、そして 非常に関連性の高い患者モデルの開発を共に進めていきます。私たちの共同の取り組みは、がん患者が可能な限り最先端の医薬品を受けられるよう支援するという両社の使命を支え続けるものです」。
NEXT Oncology は、現在のがん治療が奏効しなくなり、次の治療選択肢を探している患者さんのために、新しい抗がん剤の開発に取り組んでいます。NEXT Oncologyは、400名以上の腫瘍専門医を擁する米国最大の民間腫瘍専門医団体である Texas Oncology と提携しています。Texas Oncology は、米国の独立した地域密着型の腫瘍専門医ネットワークであるUS Oncology Network に加盟しています。この圧倒的な規模とネットワーク網により、NEXT Oncology は、新薬の臨床試験に期待される効果を一変させる、これまでにない機会を得ています。
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